お休み周期の過ごし方 その2

みなさんこんにちは、Jです。
前回に引き続き、今回も「お休み周期」の過ごし方についてお話ししたいと思います。
この「お休み周期」を4つのケースに分けてみました。
1.ホルモン剤を使ってたくさん卵をつくり、たくさん採卵したから、「卵巣を休ませましょう」と言われて、お薬を飲んでいる周期
2.移植をしたけれど、妊娠反応が出なくて生理がきてしまった周期
3.移植後、妊娠した(妊娠反応が出た・たいのうも確認できた・心拍も確認できた、など)けれど、その後うまく育たなかったので、生理がきた、あるいは掻把(そうは)手術をした。「hCGの数値が下がるまでお休みしましょう」と言われてホルモン剤は飲んでいない周期
4.不妊治療になんだか疲れてしまって、自主的にお休みしている周期。ホルモン剤は飲んでいない周期
これらは、同じお休み周期でも、少しずつ意味が違います。 今回は、2のケースについてお話ししたいと思います。

2.移植をしたけれど、妊娠反応が出なくて生理がきてしまった周期 受精卵を子宮に戻して、ドキドキしながら判定日を待ったものの、判定日には「残念ながら今回は・・・」の結果。
がっかりして落ち込んでしまいますよね。
クリニックによっては、「2周期あけてから次回の移植をしましょう」というところもあれば、
「生理がきたら、また来てください」というところもあります。
また、生理が来たので行ってみると「卵巣をお休みさせましょう」と言って排卵させないホルモン剤をもらうこともあります。
「卵巣をお休みさせましょう」というのは、「カウフマン療法」と呼ばれるもので、卵巣が卵を大きく育てなくても済む周期になります。
卵巣が休まるので、その間に残存卵胞などもきれいになるし、次に刺激をかけた時に質の良い卵子が得られやすいとも言われます。
せっかくカウフマン療法をやるのなら、最低2周期は続けたいところです。
焦るお気持ちは分かりますが、2周期続けたほうが残存卵胞などの周回遅れの卵が消えてくれます。
ここは必要な「お休み」だと割り切って、気分転換の周期にしましょう。
排卵もしませんからタイミングもとれませんし、普段がまんしていることを全部やって発散するのが正解です!
ご褒美の周期だと思ってくださいね。
お薬が出ていなくて、「2周期明けてからまた来てくださいね」という場合は、もちろん自然妊娠の可能性があります。
でもね、私は思うんです。
「時間がもったいないからタイミングとろう」ではなくて、この周期はご夫婦の絆を再認識する周期と思ってほしいなと・・・
不妊治療していると、避妊が必要な場合もあり、だんだんと夫婦生活がなくなってしまいがちです。
だからこそ「お休み周期」には、原点に還ってもらいたいのです。
べつに精子と卵子の出会いを目的としなくても良いのです。
お互いの肌にたくさん触れ、お互いの体温を感じるだけでも、触覚や温度覚など、脳には膨大な情報が送られます。
それがホルモンに良い影響を与えるはずなのです。
人間も動物ですから、理屈じゃない情報のほうが大きな意味を持ちます。
せっかくの「お休み周期」です。ご夫婦でのびのびと過ごされてはいかがでしょうか?
これを読んでくださっているかたに、かわいい赤ちゃんが授かりますように!

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