お休み周期の過ごし方 その3

みなさんこんにちは!Jです。
九州地方が梅雨入りしたそうですが、首都圏は連日の真夏日で、暑さで体力を消耗しているかたも多い様子です。
どうかお体ご自愛くださいね。
さて、今回も連続のシリーズについてお話ししていきますね。
1.ホルモン剤を使ってたくさん卵をつくり、たくさん採卵したから、「卵巣を休ませましょう」と言われて、お薬を飲んでいる周期
2.移植をしたけれど、妊娠反応が出なくて生理がきてしまった周期
3.移植後、妊娠した(妊娠反応が出た・たいのうも確認できた・心拍も確認できた、など)けれど、その後うまく育たなかったので、生理がきた、あるいは掻把(そうは)手術をした。「hCGの数値が下がるまでお休みしましょう」と言われてホルモン剤は飲んでいない周期
4.不妊治療になんだか疲れてしまって、自主的にお休みしている周期。ホルモン剤は飲んでいない周期
これらは、同じお休み周期でも、少しずつ意味が違います。 今回は、3のケースについてお話ししたいと思います。

3.移植後、妊娠した(妊娠反応が出た・たいのうも確認できた・心拍も確認できた、など)けれど、その後うまく育たなかったので、生理がきた、あるいは掻把(そうは)手術をした。「hCGの数値が下がるまでお休みしましょう」と言われてホルモン剤は飲んでいない周期 せっかく妊娠したと思ったのに、その後うまく育たないことは、実は珍しいことではありません。
「妊娠できた!」という喜びの後に、それを失う悲しみは、察するに難くありません。
まるでジェットコースターに乗っているかのような心の動揺なのだと思います。
早期流産の場合、ほとんどは受精卵の異常が原因です。
人間のような複雑な生き物の場合、ちょっとした不具合であったとしても、ちゃんと育つのは難しいのです。
ですから、ご自分を責めたりせず、まずはお体の回復を第一に考えてください。
週数が少なく、β-hCGの値が少なかったほど、回復は早い傾向にあります。
自然に生理が来てβ-hCGの値がほぼゼロになれば、次の妊娠に向けて、お体の準備ができたということになります。
そうでない場合、そうは手術をすることもあります。
いずれの場合も、β-hCGの値が下がれば問題はありません。
まれに、β-hCGの値が下がらないことがあります。
胎盤を作るはずだった細胞が、子宮の中で増殖している場合です。
ほおっておくと悪性のものになってしまうこともあるので、ドクターは注意深くβ-hCGの経過をみてくれるはずです。
いずれにしても、いったんお体は「妊娠した」と思っています。
妊娠の情報が取り消されても、お体のすみずみにまで取り消しの情報が伝わるまで、少し時間がかかるように思います。
焦る気持ちは分かります。
せっかく「あとちょっと」のところまで行ったのですから。
でも、ここはご自分のお体をいたわって「お疲れ様。ちょっとお休みしようね」とねぎらってあげてください。
このブログを読んでくださっているかたがたに、一日も早くかわいい赤ちゃんが来てくれますように!

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