みなさんこんにちは!Jです。
梅雨のはずなのに、首都圏は連日真夏の暑さ!
W杯の観戦で睡眠不足にもなりがちですから、くれぐれも健康には気を付けてくださいね。
さて、シリーズでお届けしてきた、「不妊治療のお休み周期をどう過ごすか」も、最終回となりました。
迷っているかたの参考になれば幸いです。
1.ホルモン剤を使ってたくさん卵をつくり、たくさん採卵したから、「卵巣を休ませましょう」と言われて、お薬を飲んでいる周期
2.移植をしたけれど、妊娠反応が出なくて生理がきてしまった周期
3.移植後、妊娠した(妊娠反応が出た・たいのうも確認できた・心拍も確認できた、など)けれど、その後うまく育たなかったので、生理がきた、あるいは掻把(そうは)手術をした。「hCGの数値が下がるまでお休みしましょう」と言われてホルモン剤は飲んでいない周期
4.不妊治療になんだか疲れてしまって、自主的にお休みしている周期。ホルモン剤は飲んでいない周期
これらは、同じお休み周期でも、少しずつ意味が違います。
今回は、4のケースについてお話ししたいと思います。
4.不妊治療になんだか疲れてしまって、自主的にお休みしている周期。ホルモン剤は飲んでいない周期
不妊治療を続けていると、ふと病院通いに嫌気がさしてしまうことがあります。
あるいは、お仕事などが忙しく、通院できなくて自然とお休みになっている周期もあると思います。
実は、そういう時に自然妊娠なさることがけっこうあるのです。
不妊治療そのものがストレスになっている場合、通院しないことでストレスがなくなり、正常のホルモンバランスが戻ってくるのでしょうね。
とはいえ、それはちゃんと卵と精子が出会える環境があればこそ。
私は、この期間を利用して基本の「6大検査」を済ませておいてはいかがかと思います。
それは
①基礎体温の測定
②精液検査
③頸管粘液検査
④フーナーテスト
⑤子宮卵管造影
⑥経膣超音波診断
のことです。
体外受精に進まれている方は、おそらく①②⑥は済ませていることと思います。
年齢などの理由で③④⑤を飛ばしていきなり体外受精に進まれることもあるので、意外と検査をなさっていないかたがおられるのです。
自然妊娠するには、膣から頸管を越えて精子が入っていけることと、卵管がちゃんと通っていることが大前提になります。
もし検査を受けられていないようなら、④⑤は一度受けてみられるのも一考だと思います。
それと、子宮筋腫や内膜症があると言われているかたは、この機会に専門医を訪ねてみてはいかがでしょうか?
生理を止めて治療することになったり、手術に進むケースもありますが、その後妊娠なさるかたもたくさんおられます。
回り道のように思えますが、実は妊娠への近道になることもしばしばです。
つい、当たり前のことを忘れがちですが、妊娠は健康のたまもの。
健康になったついでに、ボーナスみたいにやってくるのが妊娠なのです。
疲れた時は休みましょう。
心も体も健康になるまで待ちましょう。
休むのが怖いときは、健康になるための治療に専念しましょう。
私達不妊カウンセラー、そして鍼灸師達もみなさんを縁の下で支えますよ!
これを読んでくださっているみなさんに、かわいい赤ちゃんが授かりますように!