みなさんこんにちは!Jです。
気づけは今年ももう終わり、一年があっという間ですね。
厳しい寒さを感じる今日この頃、皆様はお風邪など引いておられませんか?
さて、クリスマスやお正月など、家族との絆を再確認する行事が多い季節、妊活中のかたにとってはかえってつらく感じる季節でもあります。
ご主人のご実家にご挨拶にいけば「そろそろ孫の顔が見たい」と言われたり、知り合いからの年賀状に子供の写真があったり・・・
そうでなくても「ああ、また一年たってしまった。今年も妊娠できなかった」とがっかりしているかたにとって、お正月は心の傷に塩を塗り込まれるような日なのかもしれません。
その気持ち、痛いほどわかります。
年の初めに、今年の抱負として「赤ちゃんが授かりますように!!」と祈ったのに、叶えられないまま一年が過ぎてしまった・・・
また夫婦二人だけのお正月・・・ご実家に行くのも気が重い・・・
なんとなくめでたさ半分のお正月。
でもね、私は声を大にして言いたいのです。
「ご夫婦水入らずの、静かなお正月なんて、今年で最後ですよ!!貴重なお正月を大切に味わってくださいね!!」
こんなふうに声をかけると、患者さんはどなたも曖昧に笑うか、「もう十分二人のお正月を味わってきていますから、そろそろ変化がほしいくらいです」と溜め息をつかれます。
でも、そんな患者さんも、いざ妊娠・出産なさると「先生、本当にその通りですね。もうお正月なんて落ち着いてられないですよ、子供がいると。夢中で正月に突っ込んでいく感じ」と、疲れた溜め息をもらされます。
実感がわかないかもしれませんが、今はとにかく、大「この人だけの静かなお正月を存分に味わってください。
「あの時は、そんな時間のありがたみがちっとも分かっていなかった・・・」と身に染みる頃には、10年以上続く子育ての嵐の中でもみくちゃにされているばかりですよ、きっと。
ご夫婦だけのお正月の味も堪能しないまま、「ここに赤ちゃんがいたらなぁ」なんて想定して、「でも、いない」って勝手に引き算して、そのぶん今の幸せまで引き算していませんか?
考えてみてください。
もともと一人だったあなたに、結婚相手ができて、二人になったのです。
これですでに二倍の幸せをあなたは手にしているのですよ!
お子さんがいてもいなくても、すでに二倍幸せなのです。
そして、その上に赤ちゃんができて三人になったら、それはきっと三倍の幸せでしょう。
三倍を望んでいるのにまだ二倍だから、今はあんまり幸せじゃないと感じるのはちょっと損ですよね?
すでに二倍幸せなのに。
「そんなの屁理屈だ。結婚したからって、幸せばかりが二倍に増えたわけじゃない」と思ったかた、きっとその通りです。
だったら、「子供ができたからって、幸せばかりが三倍に増えるわけじゃない」というのもきっと真実だとは思いませんか?
だから、私は難しいことは抜きにして「今の幸せをかみしめてくださいね」とお願いするのです。
年越し、お正月、ご夫婦の絆を改めて感じる季節、せっかくですから、パートナーに「この一年もありがとう。新しい年も、あなたと一緒に暮らせていけて嬉しい」と伝えてみてはいかがでしょうか?
幸せそうなご夫婦を見て、「早くあんなパパとママに会いたい」と急いで赤ちゃんが降りてきてくれるかもしれません。
これを読んでくださる方々に、一日も早くかわいい赤ちゃんが授かりますように!!
どうか良いお年をお迎えください。