そろそろ1月も終わりですね。
2月に入ると節分ですが、旧暦では、この節分からが新年になります。
ですから、まだ初詣に行かれていないかたは、節分までにお詣りされると良いですよ。
旧暦というのは、月の満ち欠けを一巡りとした暦の数え方で太陰暦とも呼び、生理のある女性にとっては実感としてしっくりくるかもしれません。
暦と鍼灸というのは、一見関係がなさそうで、実はかなり深い関係があります。
春夏秋冬の四季の移り変わりは、その中で生きる人間にとっても多大な影響を与えます。
たとえば「春の脈」というのがあるのですが、寒い冬を越えて暖かくなると、まるで雪解け水で川の水量が増すように、脈も太くなってきます。
それが、雪解け前のまま細い脈のままだと、まだ体が凍っているのだなと判断しますし、夏のように洪水なみにドクドク流れていれば、それはむだに消耗しているのだと判断します。
四季にあった脈であれば、まずは健康ということになるのです。
さらに、暦は占いに使われます。
占い(易)は鍼灸師のたしなみ、だそうです。
というのは、四季の流れをさらに厳密にしていくのが易です。
「この時間には、このツボが効く」という使い方をすることもあるし、「この生年月日の人だと、この歳のこの月に健康を害しやすい」という予測を立てることもできるそうです。
・・・そうです、というのは、私はできないので。
一方、同僚のN先生は易をたてられるのです。
当然、方位にもうるさく(失礼)「今年はこの方位が良いから、詣でるのはこの方位の神社仏閣が良い」というふうに毎年厳密に計画をしてくれます。
毎年1月中に「治療院にお越し下さる患者様にお子さんが授かりますように」と祈願に行くのが恒例となっています。
今年の我々治療家の吉方位と考え合わせると、房総でした。
私は伊豆とか箱根が良かったのですが、却下



子授けの神社って多いんですね。
それをまとめたサイトもあるようです。
ただ、今回の参拝先は子授けの神社ではなく、千葉出身のN先生おすすめの清澄寺。
「えー、神社じゃないのぉ?」とブツブツいいながら行ったのですが、これがなかなかの良い気のお山でした。
きっと、もともとのパワースポット(霊山)が、修験者に使われ、神社になったりお寺になったりと歴史を重ねてきたのでしょう。
現在妊娠中の4人の患者様はもちろん、今後お会いする患者様にも、かわいい赤ちゃんが授かりますようにと、しっかりご祈祷していただきました。
ついでに絵馬も奉納。
これを読んでくださっているかたがたにも、かわいい赤ちゃんが授かりますように!
