妊娠しやすい時期ってどうやって見きわめてますか?

みなさんこんにちは!Jです。
桜もまだ完全に散っていない首都圏ですが、寒さ逆戻りですね。
三寒四温の域を超えた寒暖の差で、体調を崩すかたも多いです。どうかご自愛くださいね。
さて、今回は基本に戻って、タイミングをはかっているカップルのお悩みを取り上げてみることにしましょう。
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体温の大切さについて

Yです。
今まで7回に分けて
体温について色々と記してきました。
まずはこの体温シリーズを
最後までお付き合い頂きましたことお礼いたします。
このブログはちょっとだけお正月休み[emoji:e-370][emoji:e-476][emoji:e-476][emoji:e-370]を頂きます。
次回は新年明けて第二週の水曜日に戻って参ります[emoji:e-257][emoji:e-463]。
また来年も色々なテーマを掘り下げて、
皆さんに発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、
年末最後のブログですが、
せっかく年末の最後ですから、ここまでを振り返ってみて、
基礎体温計で毎日体温を測定、記録している人も、
自分の基礎体温などまったく頓着していない人も、
いま一度、自分自身の体の中で何か起こっているのかを
しっかり見直してみましょう。

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基礎体温と低体温(7)

Yです。
いよいよ冬も本番ですね。
急激な気温低下で、体調を崩されているというお話も結構耳にしています。
体温の健全な状態を維持するというのは、
健全な体力を維持していることと同じ。
それだけ体温維持というものはとても大事なことなんですね。
さて、
前回は低体温の発生原因について取り上げました。
今回は
自分のからだを低体温にさせないための工夫と
低体温を改善させる方法、について考えていきましょう。

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基礎体温と低体温⑸

こんにちは。Yです。
さて、今回は「低体温」についてです。
低体温には、死に至る「低体温症」と、
正常体温のセットポイント(※)が他の人よりも低い「低体温」との
2つの意味があると前回書きました。
セットポイントが低くなった状態の「低体温」
最近、色々な場面で見聞きする事も多くなったこの言葉ですが、
実際にはどういう状態なのでしょうか。
(※)セットポイント:体内に設定された、ある一定の温度帯を保つための基準値。
          間脳にある視床下部で決められている。
          いわゆる「平熱」のこと。
          通常は各人により、36〜37℃の範囲で設定されている。
         

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基礎体温と低体温(4)

こんにちは。Yです。
ここまで体の中に熱を作る「産熱機能」について述べてきました。
タイトルの一つの「低体温」について書きたい所ですが、
今回はその前に、
この低体温を説明する上では欠かせない、
人間の「体温調節機能」と「高体温」と「発熱」
について先に触れておきましょう。

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基礎体温と低体温⑶

〜 前回までのおさらい 〜
人が体熱を生産(=産熱)するには
・ホルモンの作用
・栄養素の摂取による作用
・筋肉の動きや内蔵の代謝による作用
・交感神経の活性化による作用
などが関わっており、
前回はそのうちの2つ
「ホルモンの作用」・「栄養素の摂取による作用」
について取り上げました。
今回は
残りの2つ、
「筋肉の動きや内蔵の代謝による作用」・「交感神経の活性化による作用」
について説明します。

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基礎体温と低体温⑵

基礎体温だけじゃない!体熱が作られる仕組み 女性にとって体温が上がるには
「黄体ホルモン」の分泌増加が必要と以前書きました。
しかし人間にとっては、男女を問わず、
体の熱を作るためにもっと様々な要因が関わっています。
人が体熱を生産する(“産熱”といいます)には
1)ホルモンの作用
2)栄養素の摂取による作用
3)筋肉の動きや内蔵の代謝による作用
4)交感神経の活性化による作用
が関わってきます。
これから、まず今回は 
「ホルモンの作用」と「栄養摂取による作用」 について簡単に説明して行きます。

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基礎体温と低体温⑴

シリーズ化して考える「体温」
まず1回目はおもに基礎体温の話をします。
意外と知らない「基礎体温」 いきなりですが、
女性のみなさん。
ご自分の「基礎体温」は
月経前半の低温期、後半の高温期の月経周期ごとに
だいたい何℃くらいかをご存知ですか?
また低温期と高温期、
2つの体温相の間はどれくらいの体温差があるかを把握していますか?
日々の女性患者さんとの臨床の中で、
「測ったことが無い」とか
「しばらくは測っていたけど、最近は面倒ですっかり・・・」
という患者さんが結構いらっしゃいます。
妊娠、出産をしたいという女性のみならず、
パートナー探しや結婚もまだまだこれから、
という女性たちであっても、
客観的に観察して、理解しておいてほしい事。
それは
数値化できる「体温」
つまり「基礎体温」です。
ここでは
人の体温が上がる生理的な仕組みと、
その体温は各個人によってかなり異なっている
という事について触れていきます。

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基礎体温と低体温(はじめに)

今回のテーマは「体温」 シリーズ化してお伝えして行きます。
「体温」とひと言で言っても、
健康な状態から病的な状態までその現象はさまざま。
このシリーズでは
特に「基礎体温」そして「低体温」
この2つについて取り上げて行きたいと思います。
体温に注目している理由はなぜか。
それは現代女性を取り巻く身体環境に警鐘を鳴らすための内容が
この「体温」という生理現象に含まれているからです。
ふだん自覚しにくい生理反応の一つ、「熱を作る」ということ。
その熱を十分に作れないまま過ごしているという事にすら
気付かない女性が非常に増加しています。
仕事をしながら妊娠を望むという大変な事を成し遂げようとしている
女性たちにぜひ考えてもらいたい、
それが今回のシリーズのテーマ 「体温」です。
◯目次
1、意外に知らない基礎体温
2、基礎体温だけじゃない!体熱が作られる仕組み
3、筋肉と内蔵が作る熱 〜動いても動かなくても〜