こんにちは。Yです。
ここまで体の中に熱を作る「産熱機能」について述べてきました。
タイトルの一つの「低体温」について書きたい所ですが、
今回はその前に、
この低体温を説明する上では欠かせない、
人間の「体温調節機能」と「高体温」と「発熱」
について先に触れておきましょう。
“基礎体温と低体温(4)” の続きを読む
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これをクリアしないと妊娠しない ~その3~
みなさんこんにちは!Jです。
台風がたくさんやってくる秋ですが、みなさんの地域では被害はありませんでしたか?
実りの秋にしたいですね。
さて、今回は、シリーズでお送りしている「これをクリアしないと妊娠しない」の、3回目です。
妊娠するための条件11段階をもう一度おさらいしておきましょう。
1.卵胞が成熟する
2.排卵する
3.卵管の先端(卵管采 らんかんさい)が卵子をキャッチする
4.排卵したあとの卵胞の膜から黄体ホルモンが出る
5.子宮内膜がふかふかな、着床しやすい状態になる
6.精子が膣内に射精される
7.頸管粘液が潤沢になっている隙間を伝って、精子が子宮内に侵入する
8.子宮から卵管へと精子が進んでいく
9.卵管の端で精子と卵子が出会い、受精する
10.分割を繰り返しながら卵管を下り、子宮にたどり着く
11.胚盤胞という状態まで育った”卵”が子宮内膜に着床する
今日は、このうちの
3.卵管の先端(卵管采 らんかんさい)が卵子をキャッチする についてお話します。
ただ、
9.卵管の端で精子と卵子が出会い、受精する
10.分割を繰り返しながら卵管を下り、子宮にたどり着く についても関係が深いので、これらの話も加えていきます。
“これをクリアしないと妊娠しない ~その3~” の続きを読む
台風がたくさんやってくる秋ですが、みなさんの地域では被害はありませんでしたか?
実りの秋にしたいですね。
さて、今回は、シリーズでお送りしている「これをクリアしないと妊娠しない」の、3回目です。
妊娠するための条件11段階をもう一度おさらいしておきましょう。
1.卵胞が成熟する
2.排卵する
3.卵管の先端(卵管采 らんかんさい)が卵子をキャッチする
4.排卵したあとの卵胞の膜から黄体ホルモンが出る
5.子宮内膜がふかふかな、着床しやすい状態になる
6.精子が膣内に射精される
7.頸管粘液が潤沢になっている隙間を伝って、精子が子宮内に侵入する
8.子宮から卵管へと精子が進んでいく
9.卵管の端で精子と卵子が出会い、受精する
10.分割を繰り返しながら卵管を下り、子宮にたどり着く
11.胚盤胞という状態まで育った”卵”が子宮内膜に着床する
今日は、このうちの
3.卵管の先端(卵管采 らんかんさい)が卵子をキャッチする についてお話します。
ただ、
9.卵管の端で精子と卵子が出会い、受精する
10.分割を繰り返しながら卵管を下り、子宮にたどり着く についても関係が深いので、これらの話も加えていきます。
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基礎体温と低体温⑶
〜 前回までのおさらい 〜
人が体熱を生産(=産熱)するには
・ホルモンの作用
・栄養素の摂取による作用
・筋肉の動きや内蔵の代謝による作用
・交感神経の活性化による作用
などが関わっており、
前回はそのうちの2つ
「ホルモンの作用」・「栄養素の摂取による作用」
について取り上げました。
今回は
残りの2つ、
「筋肉の動きや内蔵の代謝による作用」・「交感神経の活性化による作用」
について説明します。
“基礎体温と低体温⑶” の続きを読む
人が体熱を生産(=産熱)するには
・ホルモンの作用
・栄養素の摂取による作用
・筋肉の動きや内蔵の代謝による作用
・交感神経の活性化による作用
などが関わっており、
前回はそのうちの2つ
「ホルモンの作用」・「栄養素の摂取による作用」
について取り上げました。
今回は
残りの2つ、
「筋肉の動きや内蔵の代謝による作用」・「交感神経の活性化による作用」
について説明します。
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これをクリアしないと妊娠しない ~その2~
みなさんこんにちは!Jです。
今週も、続きを書いていきます。
まずは、妊娠の条件をおさらいしておきましょう。
1.卵胞が成熟する
2.排卵する
3.卵管の先端(卵管采 らんかんさい)が卵子をキャッチする
4.排卵したあとの卵胞の膜から黄体ホルモンが出る
5.子宮内膜がふかふかな、着床しやすい状態になる
6.精子が膣内に射精される
7.頸管粘液が潤沢になっている隙間を伝って、精子が子宮内に侵入する
8.子宮から卵管へと精子が進んでいく
9.卵管の端で精子と卵子が出会い、受精する
10.分割を繰り返しながら卵管を下り、子宮にたどり着く
11.胚盤胞という状態まで育った”卵”が子宮内膜に着床する
今回は、このうちの2.排卵するについて書いてみます。
“これをクリアしないと妊娠しない ~その2~” の続きを読む
今週も、続きを書いていきます。
まずは、妊娠の条件をおさらいしておきましょう。
1.卵胞が成熟する
2.排卵する
3.卵管の先端(卵管采 らんかんさい)が卵子をキャッチする
4.排卵したあとの卵胞の膜から黄体ホルモンが出る
5.子宮内膜がふかふかな、着床しやすい状態になる
6.精子が膣内に射精される
7.頸管粘液が潤沢になっている隙間を伝って、精子が子宮内に侵入する
8.子宮から卵管へと精子が進んでいく
9.卵管の端で精子と卵子が出会い、受精する
10.分割を繰り返しながら卵管を下り、子宮にたどり着く
11.胚盤胞という状態まで育った”卵”が子宮内膜に着床する
今回は、このうちの2.排卵するについて書いてみます。
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基礎体温と低体温⑵
基礎体温だけじゃない!体熱が作られる仕組み
女性にとって体温が上がるには
「黄体ホルモン」の分泌増加が必要と以前書きました。
しかし人間にとっては、男女を問わず、
体の熱を作るためにもっと様々な要因が関わっています。
人が体熱を生産する(“産熱”といいます)には
1)ホルモンの作用
2)栄養素の摂取による作用
3)筋肉の動きや内蔵の代謝による作用
4)交感神経の活性化による作用
が関わってきます。
これから、まず今回は
「ホルモンの作用」と「栄養摂取による作用」 について簡単に説明して行きます。
“基礎体温と低体温⑵” の続きを読む
「黄体ホルモン」の分泌増加が必要と以前書きました。
しかし人間にとっては、男女を問わず、
体の熱を作るためにもっと様々な要因が関わっています。
人が体熱を生産する(“産熱”といいます)には
1)ホルモンの作用
2)栄養素の摂取による作用
3)筋肉の動きや内蔵の代謝による作用
4)交感神経の活性化による作用
が関わってきます。
これから、まず今回は
「ホルモンの作用」と「栄養摂取による作用」 について簡単に説明して行きます。
“基礎体温と低体温⑵” の続きを読む
これをクリアしないと妊娠しない ~その1~
みなさんこんにちは!Jです。
先週、妊娠するためにクリアしなければならない条件11項目についてお話しました。
ここで復習しておきましょう。
6.精子が膣内に射精される
7.頸管粘液が潤沢になっている隙間を伝って、精子が子宮内に侵入する
8.子宮から卵管へと精子が進んでいく
9.卵管の端で精子と卵子が出会い、受精する
10.分割を繰り返しながら卵管を下り、子宮にたどり着く
11.胚盤胞という状態まで育った”卵”が子宮内膜に着床する
どうして6番から始まっているのかというと、
精子を迎えるまでに女性側でクリアしていなければならない前提条件があるからです。
1.卵胞が成熟する
2.排卵する
3.卵管の先端(卵管采 らんかんさい)が卵子をキャッチする
4.排卵したあとの卵胞の膜から黄体ホルモンが出る
5.子宮内膜がふかふかな、着床しやすい状態になる
つまり、この11の条件のどれか1つでも欠けていると妊娠しないということです。
今回は、この条件の1番についてご一緒に考えてみましょう。
“これをクリアしないと妊娠しない ~その1~” の続きを読む
先週、妊娠するためにクリアしなければならない条件11項目についてお話しました。
ここで復習しておきましょう。
6.精子が膣内に射精される
7.頸管粘液が潤沢になっている隙間を伝って、精子が子宮内に侵入する
8.子宮から卵管へと精子が進んでいく
9.卵管の端で精子と卵子が出会い、受精する
10.分割を繰り返しながら卵管を下り、子宮にたどり着く
11.胚盤胞という状態まで育った”卵”が子宮内膜に着床する
どうして6番から始まっているのかというと、
精子を迎えるまでに女性側でクリアしていなければならない前提条件があるからです。
1.卵胞が成熟する
2.排卵する
3.卵管の先端(卵管采 らんかんさい)が卵子をキャッチする
4.排卵したあとの卵胞の膜から黄体ホルモンが出る
5.子宮内膜がふかふかな、着床しやすい状態になる
つまり、この11の条件のどれか1つでも欠けていると妊娠しないということです。
今回は、この条件の1番についてご一緒に考えてみましょう。
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基礎体温と低体温⑴
シリーズ化して考える「体温」
まず1回目はおもに基礎体温の話をします。
意外と知らない「基礎体温」 いきなりですが、
女性のみなさん。
ご自分の「基礎体温」は
月経前半の低温期、後半の高温期の月経周期ごとに
だいたい何℃くらいかをご存知ですか?
また低温期と高温期、
2つの体温相の間はどれくらいの体温差があるかを把握していますか?
日々の女性患者さんとの臨床の中で、
「測ったことが無い」とか
「しばらくは測っていたけど、最近は面倒ですっかり・・・」
という患者さんが結構いらっしゃいます。
妊娠、出産をしたいという女性のみならず、
パートナー探しや結婚もまだまだこれから、
という女性たちであっても、
客観的に観察して、理解しておいてほしい事。
それは
数値化できる「体温」
つまり「基礎体温」です。
ここでは
人の体温が上がる生理的な仕組みと、
その体温は各個人によってかなり異なっている
という事について触れていきます。
“基礎体温と低体温⑴” の続きを読む
まず1回目はおもに基礎体温の話をします。
意外と知らない「基礎体温」 いきなりですが、
女性のみなさん。
ご自分の「基礎体温」は
月経前半の低温期、後半の高温期の月経周期ごとに
だいたい何℃くらいかをご存知ですか?
また低温期と高温期、
2つの体温相の間はどれくらいの体温差があるかを把握していますか?
日々の女性患者さんとの臨床の中で、
「測ったことが無い」とか
「しばらくは測っていたけど、最近は面倒ですっかり・・・」
という患者さんが結構いらっしゃいます。
妊娠、出産をしたいという女性のみならず、
パートナー探しや結婚もまだまだこれから、
という女性たちであっても、
客観的に観察して、理解しておいてほしい事。
それは
数値化できる「体温」
つまり「基礎体温」です。
ここでは
人の体温が上がる生理的な仕組みと、
その体温は各個人によってかなり異なっている
という事について触れていきます。
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基礎体温と低体温(はじめに)
今回のテーマは「体温」
シリーズ化してお伝えして行きます。
「体温」とひと言で言っても、
健康な状態から病的な状態までその現象はさまざま。
このシリーズでは
特に「基礎体温」そして「低体温」
この2つについて取り上げて行きたいと思います。
体温に注目している理由はなぜか。
それは現代女性を取り巻く身体環境に警鐘を鳴らすための内容が
この「体温」という生理現象に含まれているからです。
ふだん自覚しにくい生理反応の一つ、「熱を作る」ということ。
その熱を十分に作れないまま過ごしているという事にすら
気付かない女性が非常に増加しています。
仕事をしながら妊娠を望むという大変な事を成し遂げようとしている
女性たちにぜひ考えてもらいたい、
それが今回のシリーズのテーマ 「体温」です。
◯目次
1、意外に知らない基礎体温
2、基礎体温だけじゃない!体熱が作られる仕組み
3、筋肉と内蔵が作る熱 〜動いても動かなくても〜
「体温」とひと言で言っても、
健康な状態から病的な状態までその現象はさまざま。
このシリーズでは
特に「基礎体温」そして「低体温」
この2つについて取り上げて行きたいと思います。
体温に注目している理由はなぜか。
それは現代女性を取り巻く身体環境に警鐘を鳴らすための内容が
この「体温」という生理現象に含まれているからです。
ふだん自覚しにくい生理反応の一つ、「熱を作る」ということ。
その熱を十分に作れないまま過ごしているという事にすら
気付かない女性が非常に増加しています。
仕事をしながら妊娠を望むという大変な事を成し遂げようとしている
女性たちにぜひ考えてもらいたい、
それが今回のシリーズのテーマ 「体温」です。
◯目次
1、意外に知らない基礎体温
2、基礎体温だけじゃない!体熱が作られる仕組み
3、筋肉と内蔵が作る熱 〜動いても動かなくても〜
まずは、妊娠に必要な条件をチェック
みなさんこんにちは。Jです。
前項でYが、結婚年齢の上昇と妊娠率について書いていましたが、基本的に「人間は妊娠しにくい動物である」のです。
競馬の馬の種付けなどでは高額な取引が行なわれますが、普通の動物は「ここぞ」というときに性交すれば、まず間違いなく妊娠します。
ですが、人間の場合、健康な20代の男女が、排卵時に性交しても(これを狙うのがタイミング療法と呼ばれるものですが)、妊娠率は25%~30%しかありません。
これはちょっと衝撃的な数字ではないでしょうか?
人類は緩やかに絶滅への道をたどっていると言っても過言ではありません。
だからこそ、現代は不妊治療が珍しくない社会になのだとも言えるのかもしれません。
“まずは、妊娠に必要な条件をチェック” の続きを読む
前項でYが、結婚年齢の上昇と妊娠率について書いていましたが、基本的に「人間は妊娠しにくい動物である」のです。
競馬の馬の種付けなどでは高額な取引が行なわれますが、普通の動物は「ここぞ」というときに性交すれば、まず間違いなく妊娠します。
ですが、人間の場合、健康な20代の男女が、排卵時に性交しても(これを狙うのがタイミング療法と呼ばれるものですが)、妊娠率は25%~30%しかありません。
これはちょっと衝撃的な数字ではないでしょうか?
人類は緩やかに絶滅への道をたどっていると言っても過言ではありません。
だからこそ、現代は不妊治療が珍しくない社会になのだとも言えるのかもしれません。
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